【タイトル】
JOURNEY TO THE MIDNIGHT SUN
【作者】
東野圭吾 Alexander
O. Smith 訳
【出版社】
Abacus
【感想】
1973年、大阪の廃墟で男性の遺体が発見されるが迷宮入りとなる。事件の捜査に当たった刑事笹垣はその後数十年に渡り捜査を続けていた。そこで笹垣は事件に影に潜む2人の人間の存在に気付く。
全体としてゆっくりとしたペースで物語が進んでいく。それでいて飽きない展開が随所に潜んでおり、読みだすと止まらなくなる。暗い場面が多いが、人間のもろさや弱さが浮き彫りにされ臨場感を持って物語を楽しむことができる。英語も簡単で洋書初心者におすすめの本です。
【印象的だった英語表現】
That was when Mika realised that what had
happened could be – no, would be – their secret.
その時、ミカは起こったことが彼らだけの秘密になる、いや秘密にしなければならないのだと気付いたのだ。
英語にもこのような表現方法があるのだと知らなかった。またcanとwillで「可能性」と「彼女の意志」が適格に表現されており見事である。
【投稿者】
Amenity
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