2016年12月19日月曜日

Little Women: Louisa May Alcott




【タイトル】
Little Women
             
【出版社】
OXFORD BOOKWORMS

【レベル】
Level4 (1400headwords)

【感想】
クリスマスの日の四姉妹の会話からこの物語は始まります。貧しい家で父親と離れて暮らす四姉妹と母親は、父からの手紙を読みlittle women(小さくても立派な婦人)に成長することを誓います。そこから1年間、四姉妹はお隣さんと仲良くなったり、姉妹同士で喧嘩をしたり、様々なことが起こる毎日を過ごし、また次のクリスマスに素敵なプレゼントが贈られます…。
日本でも翻訳されている『若草物語』です。March一家と家族を取り巻く人々のお話ですが、14の小さな物語の詰め合わせのような中身になっており、毎回違う人物に焦点が当てられています。ひとつひとつのお話が短く、登場人物たちの個性が溢れている面白く、温かいお話ばかりなので、簡単に読み進めることができました。クリスマスから、次のクリスマスまで、たくさんの出来事、たくさんの変化がMarch家に起こります。とても温かく、優しい気持ちになることのできる物語だと思います。

【印象的な英語表現】
‘Well,’ Meg said, ‘I do believe the world is coming to an end.’
妹であるとても内気な妹Bethが自分から他人にお礼を言いに行くと言って家から出て行き、そのお礼を言う様子を窓から見ているときに長女のMegが言った台詞です。日本でも珍しいことが起こったときに「明日雨が降る」などと言いますが、それに似た表現であると思いました。
Grandfather tried to shake the truth out of me.
「本当のことを言わせる」といったような意味になると思うのですが、この表現に出会ったのは初めてだったのでとても印象的でした。この文章と共にある挿絵ではおじいさんが孫の肩を掴んでいるもので、「本当のことを言え!」と肩を揺さぶっているイメージが湧いてきました。

【投稿者】
ちび

【ポイント数】
これまでのポイントは7ポイント(2016/12/19)

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