2016年11月29日火曜日

Stories of Detection : Agatha Chiristie and Others.

【作者】Agatha Christie and Others


【出版社】 PENGUIN READERS


【レベル】5


【感想】この本は、9つの推理小説からなっています。一つ一つに著者が異なり、話が完結します。もともと推理小説が好きだったので、推理小説好きにはもってこいの一冊だと思いこの本を読むことにしました。アガサクリスティー以外にも8人の作者がおり、推理する楽しさに加え英語で読み進めることのできる楽しさがあって、とても読み応えのある一冊でした。どの作品も事件が起きる前の描写、主人公にまつわる描写がかなり多く、読み進めるのがきつい場面もありましたが、今まで読んでいたレベル2などに比べると単語も少し難しく、本当に読み応えがありました。推理小説なので、ネタバレを防ぐためあまり内容を書くことができませんが、一読の価値があると思います。


【印象的な英語表現】
・He could lay his hands on no more than a thousand pounds.
 お金はあるのに、実際に使うことができるお金が限られている、という文脈に続く文です。
useなどではなくlayを用いていることで、「実際に使える」というニュアンスが濃くなるような気がして不思議でした。


・And suddenly Alix felt a wave of fear sweep over her, so that she cried out before she could stop herself.
直訳で十分に詩的な表現であり、主人公の感じた恐怖を鮮明に想起させる表現だったため、印象に残りました。


【投稿者】
K


【合計ポイント】
12ポイント(2016/11/29)

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