2016年12月5日月曜日

My Fair Lady : Alan Jay Lerner


[出版社]
PENGUIN READERS

[レベル]
3

[感想]
Elizaは強いロンドンなまりのせいでさまざまな悩みを抱えていました。当時はなまりが強い人は、満足いく職に就けなかったり、上流階級の人が参加する社交場に行くことができなかったりしました。そんなElizaのなまりを、言語学を研究しているHiggins教授が訓練していく物語です。その中でいろいろな人の恋も描かれています。
なまりに関する物語であるので、ぜひ映画を見てElizaのなまりや作品中の歌を聞きたいと思いました。

[印象的な英語表現]
I’ve grown accustomed to her face.
作品中の歌の歌詞の表現です。

[投稿者]
しき


[感想]
 田舎出身の花売りである主人公Elizaはロンドンの街でHigginsという音声学者に出会います。彼女の田舎訛りの英語を上流階級の英語に直すために話し方の教育をすることになりました。Elizaに対しはじめは冷たく接するHigginsですが、物語が進むにつれて彼女への気持ちに変化が現れ始めます。女性と関わってこなかったHaggisは行動と言葉が正反対になり、なかなか素直になれません。そのようなところは現代の男性、または女性にも通じるところがあると思い、面白いと思いました。

[印象的な英語表現]
 Women are never sensible!

単純な表現ですが、notを使わず、neverという単語を使うことで女性の気持ちが分からずイライラしているHigginsの気持ちが強調されていると思います。

[投稿者]
メークリヒ

[ポイント合計]
6(2016/10/17)



[感想]
 受験英語のなかで自己表現することも楽しかったけれど、もっと英語の表現の幅を広げたい、と感じている学習者の方におすすめです。
 Audrey Hepburnが主人公Elizaを演じたミュージカルMy Fair Ladyが有名でしょうか。英語文学概説の授業でその内容の一部を扱い、惹かれたこの作品を読むことにしました。PENGUIN READERSのLevel3ということで、英文はやさしいものとなっています。けれども、この本の中の英語表現の「自然な感じ」は、絶えず驚きを感じさせてくれると思います。果物や野菜を売る人を端的に表現していたり。ここをandでつなぐのかといったところにはっとしたり。情景の描写に会話文に、惹きつけられます。ぜひ印象的な英語表現の部分に、付箋を貼りながら読んでみてください。多いところでは、見開き1ページに、20枚近くの付箋を貼り、大変驚きました。英語表現に対する自分の感覚の、生きている感触に気が付き、これからの学習の自信になるかもしれません。



[印象的な英語表現]
 It was raining heavily. Eleven o'clock: the theatres were just ending and crowds of theatre-goers in their fine evening clothes were coming out on to the wet streets.


 映画館から出てくる富裕な客は、一等な衣装をまとっています。その客たちが"coming out on to the wet streets"、この部分が生き生きとした表現に感じました。私には、人の動きとして、豪華なドレスの裾の部分が、雨に濡れた黒い舗装路の上を、すれすれに、滑らかに滑りだすように動いているように想像されました。物語の始めでありながら、「おおっ……」と声に出したくなるような表現です。

[投稿者]
 たかな


[ポイント合計]
12(2016/12/05)


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【感想】 
 訛のひどい英語を話す貧しい花売りのEliza。彼女はHigginsという音声学教授に出会い、美しい英語を話すための厳しい訓練を受け、社交界デビューをします。このお話は映画にもなっており、かの有名なオードリー・ヘップバーンが主演を務めています。ぜひ映画を観て、その英語の変化というのを聞いてみたいと思いました。また、私たち英語学習者からすれば、英語に訛があるという考え方自体あまりないと思うので、この作品を通して、英語話者にとっても正しい英語を話すことは難しい、ということを特に中高生の生徒さんなどには知ってほしいです。

【印象に残った英語表現】
Freddy’s mother gave Eliza an unpleasant look, turned away and followed her son through the crowed with her nose in the air.
 最後のwith her nose in the airというイディオムにより、上流階級であるFreddyのお母さんが、下級階層のElizaに対してどんな態度をとったのかありありと伝わってきます。

I’m bringing you business, aren’t I?
 I amの付加疑問では‘〜aren’t I’が使われるなんて、大学に入って授業で習うまで知りませんでしたが、このように本を読んでいると、自然と学ぶことができるのだなと思わされる文章でした。

【投稿者】
どらみ

【これまでの合計ポイント】
 202016/2/15




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