2015年10月31日土曜日

James Vance Marshall: Walkabout

[タイトル]

 Walkabout

[出版社]

 PENGUIN READERS

[レベル]

 2

[感想]

 オーストラリアの砂漠のど真ん中で飛行機が墜落し、白人の幼い姉弟のみが生き残ったところから物語が始まります。彼らのおじさんがいるオーストラリア南部の都市、アデレード(実際に僕も行ったことがある場所です)に向かってひたすら砂漠を歩き続ける中、ある黒人の男の子(Bush Boy)と出会います。弟は、彼と意気投合する一方、姉は彼の言葉、そして人種の違いのせいでなかなか仲良くなれずにいました。しばらく一緒にいるうちに、その彼が病気になり、死んでしまうのですが、その時姉がようやく、「自分はなんてバカだったのだ」と気づいたのです。姉弟の深い愛情、そして男の子同士の固い友情が強く印象に残ったストーリーでした。

[印象的な英語表現]

  There weren’t two different worlds – his world, and her world. There was one world, for everybody.   (Bush Boyの死後、姉が初めて気付いたことです。)

[投稿者]

 くわ

 

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