2015年6月23日火曜日

Emily Brontë: Wuthering Heights

【タイトル】
 Wuthering Heights 

【出版社】
 Macmillan Readers

【レベル】
 5

【感想】
 この話はある男の逆襲についての話でした。アーンショー家に幼いころに引き取られた少年はヒースクリフと名づけられました。その家には息子のヒンドリーと娘 のキャサリンがいました。ヒースクリフはキャサリンと仲良くなり、恋に落ちます。アーンショー家の主人が亡くなって、ヒンドリーが主人になると、ヒンドリーはヒースクリフを嫌っていたため、彼を下働きにしてしまいます。近所にはリントン家がありました。キャサリンは彼らの贅沢な生活にあこがれを抱き、そ この息子エドガーと結婚します。ショックを受けたヒースクリフは姿を消しました。やがてヒースクリフは、分を下働きにしたヒンドリー、キャサリンを奪ったエドガー、そして自分を捨てたキャサリンへ復讐をするために戻ってきます。ヒースクリフの復讐はヒンドリーやエドガーの子供にも向けられました。ヒースクリフは最後にはキャサリンに対する愛と憎しみにより、幻覚を見て発狂して亡くなりました。復讐に燃えるヒースクリフの残酷さに驚きながらも、読んでいるうちに先が知りたくなり、楽しんで読めました。


【印象的な英語表現】
 "Heathcliff is more important to me than anyone or anything else in the world. My love for Edgar is like the leaves on trees. It will change as time passes. But my love for Heathcliff is the rocks under the ground. They never change.They are always there."

キャサリンのエドガーに対する愛と、ヒースクリフに対する愛の対比が面白かったです。


【投稿者のニックネーム】
 リリー

【合計ポイント】
 7ポイント(2015/6/23時点)

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【タイトル】
Wuthering Heights

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】
5

【感想】
並行して翻訳版(新潮文庫)を読み、小野先生の講義も受けていましたが、久しぶりにグッとのめり込むことができました。間違いなく名作です。

【印象的な英語表現】
HeathcliffCatherineに対する「愛」と「憎しみ」の独白の場面がとくに印象的でした。授業で観た映画のシーンが思い出され、鳥肌が立ちました。

 May she wake in misery!he cried, with terrible violence.She’s a lair to the end! I pray one prayer – Catherine Earnshaw, may you not rest as long as I am living! You said that I killed you – be with me always, then! – take any form – drive me mad! Only do not leave me here, where I cannot find you! Oh God, I cannot live without my life!(p.63)

原文と比べれば、引用箇所は多少柔らかですが、それでもHeathcliffCatherineへの「愛」「憎しみ」「執着」が十分に伝わってきます。Heathcliffは復讐に燃える悪人でしたが、本当の姿は、心の奥底に秘めたCatherineへの愛だけを頼りに生きた、哀れむべき純真無垢な人間でした。自分はここまで「愛」と「憎しみ」を併せ持って、人を思うことはできません。

【投稿者】

Woodpecker

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【タイトル】 

Wuthering Heights 

【出版社】
 Macmillan Readers

【レベル】
 5

【感想】
 あらすじは他の紹介者の方が書いてくださっているので、私の感想だけ書こうと思います。
このお話に登場する人々はみな、誰かを嫌っていたり、残酷であったり、わがままであったりします。けれども、一方で、愛するものがあったり、大切にするものがあったりします。それを不器用に表現しながらそれぞれが生を全うしています。そして誰かを頼ったり、復讐に燃えたり、盲目な恋をしたり、嫉妬したり、人を見かけで判断したりします。誰一人完璧な人間ではありません。いや、だからこそむしろ誰もが人間らしく描かれていると感じました。完璧でなくていい、人間らしいってそういうことなのかな、と思いました。

 また、この本は、誰かの日記であったり思い出話だったりと複数の視点と時制が使われています。特に、物語の大半は、主人公たちをずっと見つめてきたお手伝いさんがある人に話している、という形式です。だから、ずっと読み聞かせをしてもらっているような感覚ですっと物語の世界に入ることができました。どんどん先が読みたくなる本です。

【印象的な英語表現】
'Heathcliff is more important to me than anyone or anything else in the world. My love for Edgar is like the leaves on the trees. It will change as time passes. But my love for Heathcliff is like the rocks under the ground. They never change. They are always there. Nelly, I am Heathcliff. He is always, always in my heart and soul. You must never talk of us being apart-'

 少し長いのですが、どこも切らずに台詞をそのまま抜粋してご紹介します。主人公の一人、Cathyは幼少時に父が拾ってきた少年のHeathcliffと愛し合っていましたが、近隣に住む裕福な家のEdgarとも恋仲となり、Edgarから結婚を申し込まれます。家政婦のNellyに意見を乞うたCathyは、Edgarと結婚する理由に、兄にいじめられろくな身なりさえもできないHeathcliffを助けたいからお金持ちのEdgarと結婚するのだと答えました。自分のことを差し置いて助けたいくらいにHeathcliffを深く愛しているCathyの深い愛が心に響きました。

【投稿者】
 coli

【ポイント数】
これまでのポイントは 20ポイント( 2017/02/04 )

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[タイトル] Wuthering Heights

[作者] Emily Bronte

[出版社] LADDER SERIES

[レベル] 4

[感想]
アーンショー一族の住む屋敷「嵐が丘」を舞台に繰り広げられる恐ろしい復讐の物語です。主人公のヒースクリフは、幼い頃にアーンショー家の旧主人に拾われるが一家から虐待され、キャサリンとの恋が実らずに終わってしまう。しかし、後にお金持ちになって帰ってきたヒースクリフは、別の男と結婚したキャサリンを始め周囲の人に復讐をしていくのである。愛憎に満ちた主人公の生涯と話の展開が興味深いです。

[印象に残った英語表現]
I wondered how anyone could ever imagine unquiet rest for the sleepers in that quiet earth.

反語表現が使われていて、語り手は3人が安らかに眠っていると思っているが、生きていた時のことを考えるととても穏やかに眠っているとは思えないという意味にもとれると思いました。

[投稿者] あお(合計ポイント10ポイント) 

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