2015年6月22日月曜日

Macbeth

[タイトル]
Macbeth

[出版社]

Macmillan Readers

[レベル]

6

[感想]

マクベスは,シェイクスピアの四大悲劇の1つに数えられる名作です。話を読んだことがなくても,タイトルだけ知っている人も多いと思います。オーディオブックと合わせて読んでみましたが,グレードリーダーとして分かりやすくするために多くの単語や表現を変えながらも,原作のリズムを守っているのが印象的でした。
マクベスの中には有名な名言がたくさん含まれているおり,この本の中にももちろん含まれていますが,原典とは違いがあります(下記参照)。まずは世界観の入り口として読んでみて,表現をじっくり考えながら後でゆっくりと原典を読んでみるといいかもしれません。

[印象的な英語表現]
There would have been a time to talk of death.
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Day follows day with slow and tired steps
Until the ends. And all our days are shown fools
The way to death, when all things end in dust.
(Readers)

There would have been a time for such a word.
Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Creeps in this petty pace from day to day
To the last syllable of recorded time,
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death.
(Original)

妻の死を知ったマクベスが話す言葉。

No man of woman born shall harm Macbeth.
物語の中でもキーワードになってくる予言の一部です。女性から生まれた男性はマクベスを殺すことはできないといわれていました。マクベスは殺されますが,殺した男性の出生時の秘密のために,この予言は果たされるのでした。


[投稿者]

Miras

[合計ポイント]
62015.6.22





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【タイトル】
Macbeth



【出版社】
PENGUIN READERS



【レベル】





【感想】

先週リア王を読んだので、今週はリア王と同様にシェイクスピアの四代悲劇の一つである「マクベス」を読んでみました。読み終わってみての率直な感想は終始暗い雰囲気の漂う陰鬱な本だなと思いました。しかし、その暗い中にも早く続きをもっと読みたいと思わせるものがあり、古典のすばらしさに触れた気がしました。改めて、この時代にこれだけのものを書く筆者はすごいとしか言えないと思いました。
また、この物語にはたくさんの名言(?)があり、印象的な英語表現は絞り切るのが難しかったです。


【印象的な英語表現】


I may pour my spirits in your ear

「私の魂をあなたの耳に吹き込んで差し上げましょう」
マクベス夫人がマクベスに王の殺害をさせるために意気込む場面です。



Macbeth does murder sleep

マクベスが王を殺した後、いかに錯乱し狂いだしたかわかる一言ではないでしょうか。


Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow
Creeps in this petty pace from day to day
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. Out, out, brief candle!
Life's but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more.


マクベスが夫人の自殺を知った際の有名な言葉です。


【投稿者】
MAMA


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【タイトル】
Macbeth: William Shakespeare

【出版社】
PENGUIN READERS

【レベル】
Level4 (1700headwords)

【感想】
シェイクスピアの四大悲劇の1つである、マクベスです。三人の魔女の予言を聞いたマクベスは、その予言のせいで人生を狂わせてしまいます。マクベスは魔女たちの予言を実現しようとしますが、問題となるのは彼の心の弱さ。そんなマクベスを影で操るのが、マクベスの妻です。マクベスの心の弱さを責め、予言通りに物事を進めていきますが、やがて彼女も精神を病んでしまいます。
このマクベスは劇での台詞を元に書いてあります。台詞のみで構成されており、場面の説明はほとんど書いてありません。また、図書館で借りるとCDで音声が聞けるため、まるで劇場にいるような感覚で読むことができます。音声の発音や感情豊かさに驚かさせると同時に、ただ読むだけでは味わえない面白さを楽しむことができました。

【印象的な英語表現】
Good is evil, and evil is good.
原文では”Fair is foul, foul is fair.”となっているのですが、易しく書きかえられています。なぜ対照的な反対語がイコール関係で結ばれているのか、考えさせられる一文です。
But your face, my Thane, is like an open book where people can read strange things.
王殺害を企てるものの、踏ん切りのつかないマクベスに妻が言った台詞です。心の中が表情に表れることをopen bookと表現しているのが印象的でした。

【投稿者】
ちび

【ポイント数】
これまでのポイントは18ポイント(2016/1/8)

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【タイトル】
William Shakespeare: Macbeth

【出版社】
Macmillan Readers

【レベル】
6 (Upper)

【感想】

 英文学の授業や音声学の授業で少し触れたこともあり、ずっと気になっていた作品です。主人公のMacbethはある日、三人の魔女に出会います。彼女たちの予言の一つが的中したことにより、Macbethの野望はどんどん大きく深くなっていきます。

人は、野望を強く持つほど時に視野が狭くなり、気づかぬうちに間違った方向へ向かってしまうことがあるということ、また、人は、一度過ちをおかしたとして、その過ちを過ちだとみなさなければ、さらに深い暗闇へと入り込んでしまうのだという恐ろしさを感じました。

ナレーションはほぼなく、登場人物の会話で構成された作品であるため、私はまず洋画を見て映像をイメージしながら読みました。(本当は文字のみを味わいながら読み進めていくほうがもっと言葉ひとつひとつの深みや味わいが感じられると思うので、本を読んでから映像を見たほうがよいのだと思いますが、)映画にない場面、また映画では違う表現がなされていたりして、比較しながら読み進めていく面白さも感じることが出来ました。

【印象的な英語表現】

First, I am his cousin and his subject too.
And so I owe him loyalty. That is his right.
There’s a second point. I am his host.
I should protect him, keep him from all harm,
And not harm him myself.
Duncan has been a gracious king, he has ruled wisely.
His noble deeds will plead with angelic voices
And pity, helpless as a new-born child, will be turned to tears.
Ambition is my only spur and that may be my downfall.

Macbethが妻と企んだDuncanの暗殺計画について考え迷っている場面。
Duncanを表している、“gracious king” ”His noble deeds” “angelic voices”といった表現が、のちに悍ましい野心を抱いていくMacbethの表現と対照的な表現であると感じた。また、このころのMacbethにはまだこのような慈悲深さが残っていたことも伺える。

【投稿者のニックネーム】
 
 AY

【投稿者のこれまでのポイント合計とその時点での年月日】


 11 (2017/12/18)




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